和田かおるさんのビオのこと
以下のリンクは、和田さんのドイツ料理ブログです。
是非、覗いてみてくださいー♪
MOMOの台所~ドイツの食生活だより~」
第1回
ビオが普通にあるドイツの暮らし
ここドイツでこの数年、ブームになっているのが「ビオ」(Bio)、 オーガニック食品です。何も特別なお店で買う必要はありません。普段使いの普通のスーパーマーケットに常にあります、オーガニック食品。
オーガニック団体の認定Bioシールのついた食品は、野菜のみならず、 乳製品、ジュース、パン、ジャム・蜂蜜、肉、冷凍食品と幅広くあります。ビオ専門のスーパーマーケットともなると、食料品のみならず、化粧品や洗剤といった家庭用品にまでいたる充実した品揃えです。
こうしたビオ製品のパッキングにもこだわりがあり、100%リサイクル可能な素材を使っているのです。
そして、こうしたビオ製品、お値段が他のものよりも少しだけ高いのですが、まだまだこのビオブームは続く見通しです。
ドイツは決して美食の国として名を馳せているわけではありません。ドイ ツの主婦がお料理上手というわけでもありません。それどころか、夜ご飯は、火を使わずにパンとハムとチーズと行った冷たいお食事ですます 家庭が多い国です。そんな国民のこのビオへの関心がどこからくるのかとちょっと不思議な気がしませんか?
ドイツは環境先進国です。ドイツ人がもつ環境問題への意識の高さからこのビオブームがきているのではないかと思われます。
第2回
安ければいいの? ~フェアトレードを考える~
どうしても、「安いもの」を求めてしまう私たちですが、今日はフェアトレードについて考えてみたいと思います。
「どうしてこんなに安いのだろう?」と品物を手にとって不思議に思ったことはありませんか?
「売値がこれで、作った人はいくら収入を得られるのか?」と計算してみたことはありますか?
資本主義国や大手企業の大量買い、不当な値段でのたたき買いから発展途上国の生産者が貧困に陥るのを防ごう。労働力をフェア(正当)に評価して利益、賃金を得られることを目的にフェアトレードという活動があります。
ドイツのスーパーマーケットにもフェアトレードマークのついた食品がみかけられます。
アフリカや中南米のコーヒー、はちみつ、砂糖、バナナ、チョコレート。アジア産のドライフルーツ、紅茶などなど・・・
こうした食品を、個人でスーパーマーケットで購入するだけでなく、社員食堂のコーヒーをフェアトレードのものを使用する企業や団体も多く、ドイツでは、法人規模でもフェアトレード支援を行っています。
今年の夏、日本の撫子たちが大活躍したサッカーワールドカップ。ドイツの主催団体が用意したコーヒーも、フェアトレードのものだったそうです。